みちのくにて 足指に想いを馳せる
みちのく修行はまだ続きます。
昨日、やすらぎの杜先生と
有意義な操体談義を経て、
本日は操体法の臨床暦でも群を抜いている
今 昭宏先生の主催される講習会へ訪問。
行くたびに貴重なお話を頂戴している仙台講習会ですが、
今回もこれまた有意義なお話を聞かせていただきましたね。
んで、さらに今回は人数の関係上、
ほぼマンツーマンに近い技術指導を受ける
貴重な体験ができました。
そのなかで最も重点的に
見直したのが足指からのゆらしでございます。
これは両足の指をつまみ、ゆらすことによって
全身へと波動を伝えるというモノ。
この操法、
書籍やビデオでもしばしば紹介されてますが、
一見単純そうで実はめちゃくちゃに高度なんですわ。
利き手の問題もあるでしょうが、
操者に左右差があれば
当然波動もぶらつき、不自然なモノとなります。
また、快感覚を味わってもらうためには
結構細かい注意点もございますし、
微妙な調節も必要ですぜ。
やはりですね、武術同様、
文章や写真といったうわべの表現だけでは
伝わりきらない感覚というのがありますな。
この感覚は全く修行の醍醐味であります。
それにしてもいつもながら思うことですが
人間の身体というのはオモシロイものですね。
この大きくて体重のあるイキモノが
足指をつまむことによって全身がゆさゆさと動くのです。
熟練者によるゆらしは
見ているだけで見事なもので、
そして人間というのは見事に設計されているのだな、と
御大 橋本先生のお言葉を改めて思い返しますよ。
私めはですね、
個人的にこの「足」への操法というのは
格別に思い入れがありましてん。
足というのは非常に大切な部分でして
(どこも大切なんですけど)
特にふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのには
それなりの理由があります。
ふくらはぎの運動によって
静脈やリンパ管がポンプされ重力に逆らい
血液やリンパ液などが上半身に
押し戻されるようになっているからですね。
ま こういった理屈も大いにタメになるのですが、
とにかく足、特に指におけるこの気持ち良い感覚というのは
まさに理屈を超越したものがありましょう。
先述の両足からのゆらしのアプローチ以外にも
足指を一本一本つまんで
クルクル廻す操法というのも
大いに味わっていただいておりますし、、
ふくらはぎをゆるめたりする操法など、
これもまた気持ち良さ絶品であります。
いわゆる療法の世界でよく質問にあがる
「動けないヒトや寝たきりのヒトに対しては
操体法はいかなる対処を用いるのでアルか!?」
これに対してしばしばお見かけする返答が
「足指の操法であります!!
これなら動けない方に対しても
気持ちよさを味わってもらえます!
以前にも腰痛で身動きとれない方に対して、
一時間ほど足指への操法を施したところ劇的な回復を見せ、
その方は立ち上がるところまで
出来るようになったのレス!!」
と素晴らしい治療結果の報告も多々あります。
または足ツボなんかに見られますように
「癒し」の効果も絶大ですね。
ただ、ただですね、
私めこと、つれづれ操体師のモットーでもあるのですが、
極論「治す」でもないし「癒す」でもないという、
価値観が私めの操体の根底にあります。
決してこれが絶対なのだ!!ということではございませぬが。
つづく・・・
昨日、やすらぎの杜先生と
有意義な操体談義を経て、
本日は操体法の臨床暦でも群を抜いている
今 昭宏先生の主催される講習会へ訪問。
行くたびに貴重なお話を頂戴している仙台講習会ですが、
今回もこれまた有意義なお話を聞かせていただきましたね。
んで、さらに今回は人数の関係上、
ほぼマンツーマンに近い技術指導を受ける
貴重な体験ができました。
そのなかで最も重点的に
見直したのが足指からのゆらしでございます。
これは両足の指をつまみ、ゆらすことによって
全身へと波動を伝えるというモノ。
この操法、
書籍やビデオでもしばしば紹介されてますが、
一見単純そうで実はめちゃくちゃに高度なんですわ。
利き手の問題もあるでしょうが、
操者に左右差があれば
当然波動もぶらつき、不自然なモノとなります。
また、快感覚を味わってもらうためには
結構細かい注意点もございますし、
微妙な調節も必要ですぜ。
やはりですね、武術同様、
文章や写真といったうわべの表現だけでは
伝わりきらない感覚というのがありますな。
この感覚は全く修行の醍醐味であります。
それにしてもいつもながら思うことですが
人間の身体というのはオモシロイものですね。
この大きくて体重のあるイキモノが
足指をつまむことによって全身がゆさゆさと動くのです。
熟練者によるゆらしは
見ているだけで見事なもので、
そして人間というのは見事に設計されているのだな、と
御大 橋本先生のお言葉を改めて思い返しますよ。
私めはですね、
個人的にこの「足」への操法というのは
格別に思い入れがありましてん。
足というのは非常に大切な部分でして
(どこも大切なんですけど)
特にふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのには
それなりの理由があります。
ふくらはぎの運動によって
静脈やリンパ管がポンプされ重力に逆らい
血液やリンパ液などが上半身に
押し戻されるようになっているからですね。
ま こういった理屈も大いにタメになるのですが、
とにかく足、特に指におけるこの気持ち良い感覚というのは
まさに理屈を超越したものがありましょう。
先述の両足からのゆらしのアプローチ以外にも
足指を一本一本つまんで
クルクル廻す操法というのも
大いに味わっていただいておりますし、、
ふくらはぎをゆるめたりする操法など、
これもまた気持ち良さ絶品であります。
いわゆる療法の世界でよく質問にあがる
「動けないヒトや寝たきりのヒトに対しては
操体法はいかなる対処を用いるのでアルか!?」
これに対してしばしばお見かけする返答が
「足指の操法であります!!
これなら動けない方に対しても
気持ちよさを味わってもらえます!
以前にも腰痛で身動きとれない方に対して、
一時間ほど足指への操法を施したところ劇的な回復を見せ、
その方は立ち上がるところまで
出来るようになったのレス!!」
と素晴らしい治療結果の報告も多々あります。
または足ツボなんかに見られますように
「癒し」の効果も絶大ですね。
ただ、ただですね、
私めこと、つれづれ操体師のモットーでもあるのですが、
極論「治す」でもないし「癒す」でもないという、
価値観が私めの操体の根底にあります。
決してこれが絶対なのだ!!ということではございませぬが。
つづく・・・
by niwabe
| 2008-01-26 23:50
| 操体法