操体法-つれづれ操体師の日記 「操体道中膝栗毛」

つれづれなる我が操体の旅日記
カテゴリ:オモシロ書籍( 7 )
マッサージ台のセイウチ /早川書房
副題 「グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記」

聴診器つけたエディ・マーフィーが飛び出してきそうな
タイトルですがCNNでも取り上げられた
アメリカに実在する動物マッサージの先生の実話です。

著者のアンソニー・グリエルモさんは
ニューヨーク州でマッサージの
プロライセンスを取得して開業しており、
元々は人間相手に仕事していたものの、
ひょんなことから馬を相手にマッサージの依頼を受け、
それ以来、セイウチ、イルカ、ペンギン、ネコ、サメなどなど・・・

様々な症例を抱えた様々な種類の動物相手に
マッサージを実践してきたそうです。

「触れる」という行為に生き物の種族の垣根を越えた力があり、
なによりそれが 「気持ちよい」 感覚があるということ。

そしてそれが心身に良い影響をもたらす、という事実が
どんな生き物にも共通していることを教えてくれ、
操体を生業とするものにとっては中々オモシロい一冊といえます。

ただ、操体が生業でなくても
単に読み物として楽しめると思いますよ。
動物好きならなおさらでないですか。

なにしろサメにまでマッサージを実行してますからね。

本人もこの世でサメ相手にマッサージ診療したのは
自分が初めてだろう、とその時の心境を作中で語っております。

色々なエピソードが語られどれも興味深いのですが
私めの印象に残ったのは
ネコ相手にマッサージした時のエピソードですね。

友人宅で飼われているネコで
グリエルモ先生はこのネコから17年間も
そっけない態度で応対されていたものの
ある日、なかば強制的にマッサージを敢行したところ、
すっかりメロメロになってしまったというお話です。

17年間もすましていたネコが「陥落」していく様が見られます。

んで、ここで一つあくまで私見ですが、考察を提起。

果たしてこのネコにはマッサージが必要だったか?

このネコは特にどこか具合の
悪いところがあったわけではなく、
言ってみれば「嗜好品」としての気持ち良さを味わったような
気がします。

人間が作り出した「不自然」ともいえる気持ち良さ、
といえるかもしれません。

ピンポイントのツボを的確な角度で圧を加える、なんて
刺激は自然界ではありえない感覚ではないかな、と。

まだまだ感覚が原始的なネコと言えども
高級なネコ缶ばかり与えられて
歩くだけでフーフー息切れしている
肥満ネコも実際に見たことあります。

人間が持ち込んだ食物のせいで
野生動物の生態系が狂ってしまうなんて話もよく聞きます。

マッサージもあまり癖になりすぎると
ネコ本来が持っている原子的な感覚を
薄れさせてしまう結果になるかもしれません。
あくまで憶測ですが。

別に批判とかそういった話ではなく、
単に「気持ち良い」という中にも色々あるんだな、
ということを少ない脳みそで考察してみたわけでありまして。

でも、まあ なにはともあれ
人間が発明したものは便利なものもあれば
破壊行為に結びくようなロクでもないものも多いですが
こうやって動物とふれあい、分かりあえるツールは
良い発明の一つと言えるでしょう。

しかし、いざ動物相手に操体やるとしたら
どんな感じになるのかしら。

昔、私めがまだ吹けば飛ぶほどの
小童だったころの話ですが
犬が怖かった私めはとある公園で
チワワに追い掛け回された恐怖体験がございます。

周囲は大笑いでしたけど
当人にとってはトラウマになってるわけでありましてー

よっしゃ、まずは打倒チワワだ。 押忍。
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by niwabe | 2009-05-03 01:28 | オモシロ書籍
気楽体 / 宮城 英夫 著
久しぶりに面白い本読みましたよ。

「気楽体」 です。

ある操体仲間から紹介されたこの治療法ですけど、

「なにもしない そのまんまでオーケー」 ということに特徴があります。

この気楽体の理論、、
人間は本来素晴らしい能力を自然からいただいており、
それを信頼していれば身体の調子は改善されていく、と。

おー まるきっり操体の理論ではありませぬか。

ツールは違えど、
ここまで同じような法則を説いている方は
なかなか見られませぬ。

なんでも創始者、
宮城英夫氏は鍼灸の道を志し、
以来三十年以上の治療家としての仕事に携わる。

最初は東洋医学の深遠の世界に魅了されるも
やがてそこでも限界を感じる。

が、そんな時、
己の価値観を覆した、一冊の書籍に出会う。

その本によって目から鱗が落ち、
治療における価値観、スタイルが一変し、
現在へのスタイルへと発展を遂げて行く。

その一冊の本というのが

おお 操体法 御大 橋本敬三先生の 

「万病を治す妙療法」 操体法の本だったのですね。

なるほど、合点がいきました。

しかし、何も操体を習ったからといって
誰しもこの原始感覚に価値を見出す、
という境地に行き着くわけではございませぬ。

人によって操体法は解釈が異なり、
単なるソフト矯正法としてしか扱われていないことが多いです。
(それはそれで全然構わないと思いますが)

そう考えると
この気楽体、自然法則を意識した療法であり、
稀有な存在といえましょう。

私めも今回、気楽体の本を読み、
改めて己の操体を振り返る良い機会になりました。


ちなみにこの宮城氏の
著書にでてくるイラストのセンスがまた素敵です。

この趣向、何か私めと共通点が見出せて
そこまた興味惹かれるきっかけとなりましたよん。




 
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by niwabe | 2008-03-15 19:30 | オモシロ書籍
武的発想論  / 著・時津賢児  福昌堂
たびたび紹介させていただいております
「自成道」の創始者
時津賢児 先生の著作。

武術修行を志す
きっかけとなった一冊であり、
その後、操体法へとつながるのであります。

この本を書かれ始めた当初は
まだ自成道という名称は使われておらず
序盤では旧態依然とした
空手に対しての問題提起から始まっています。

そもそも時津先生は名門 一橋大学出身で
卒業前に大手銀行への就職が内定していたにも関わらず、

「銀行で出世してもたかが頭取。
一生をかけるには値しない!」

と空手人生選んぢまったくらいのヒトですからね。

この本でも

「見栄えばかりの実用性のない型を
ナゼに後生大事にしているのであるか!?」

と物怖じすることなく切り込んでおります。

その技術論もさることながら
自ら検証したうえで、矛盾が明白な場合は
古い慣習に盲目的に従うことなく、
はっきりと指摘する姿はなんとも痛快ではないですか。

「ワタシがそんな簡単になびくと思ったら大間違いよ!」的な
感じがいいですね (ツンと髪かきあげるイメージ)

封建的、もっと言うなら閉鎖的で
上っ面だけと言わざるを得ない礼儀作法が
美徳される世界でもありますからね (どこでもそうかしら?)

そんな世界でも
自らを成し 自らを成す という姿勢を貫いている
時津先生は見習わなければいけますまい。

また時津先生は80歳まで強くなる武道、
極めてわかりやすく言うと
アンチエイジングというヤツですかね。

それを目指しておられまして
中国拳法や気功法にも深く精通しておられます。

特に突いたり蹴ったりするのに興味ない方でも
身体操作について得られる情報は大きいですぜ。

私め自身もかつての自成道での稽古した
気功法と立禅は後々大いに役立つことになりました。

立禅なんて
究極の一人操作体といえますよ。

因みにこの本でも 「気」 について多く語られており
「気でヒトを吹っ飛ばす」 ありがちなアレですね。

コレについてもインチキ、
と無下に切り捨てるのではなく、
整然とした理論を持ってそのメカニズムを解説しておられます。

で、決着をつけている感じですね  ほほほ

もっともね、
手を使わずに吹っ飛ばすというのもアリかもしれませんが、
手を使えば済む話なんですよね。

それってすなわち 「気」 なんですけどね。

ま 「気」についてはまた別の機会に譲りましょう。

でも時津先生ほど
アカデミックな調子では説明できないですね (汗

なんたって社会学と文化人類学の博士号を
取得されるほどの博学ぶりですからね。

文武両道とはまさにこのことであります。

私めは操体道中まっしぐら、といったトコロですけど
あははは
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by niwabe | 2008-02-29 19:42 | オモシロ書籍
風の国へ 駱駝狩り /著 椎名誠
私めが好きな作家

椎名 誠氏 

の一冊であります(新潮社出版)

読書嫌いであった
小童時代の私めが唯一愛読していた
作家がこのヒトでした。 

「昭和軽薄体」と呼ばれるユーモアのあふれた文章は
すんなりと受け入れることができましたね。

また椎名誠といえば
世界中の秘境を旅している冒険家でもありまして。

この方の著作を読んで幼い私めは
シルクロードやパタゴニアといった秘境へと
思いを馳せたものです。

命しらずの冒険ヤローが豪快にお宝探しなんかで
ついでに悪党どもと抗争しちゃったりして
そのうえ旅の途中で
クレオパトラ風のちょっと生意気な美女と知り合って
最初は気に喰わないけど次第に仲良くなっちゃたりして
んで最後は月のキレイな砂漠の夜を
ラクダで一緒に旅したりして・・・

と、小学生の頃ですからね、
こんな具合に妄想は果てしないですぜ。

もっとも大人の世界でも
願望を具現化したような映画などは結構ありますよね。

「007シリーズ」
などはその最たるものでありましょう。

アレを見て

「ジェームズ・ボンドになりたいでちゅ」

と密かに(堂々と)思った大人は結構いるハズ。

ああ  でも引き寄せの見地からすれば
あれも現実になってしまうのは考えものですね。

ボンド・ガールにしたって軽く数十人はいるわけですよ。

貞淑を美徳とする現代社会では少々問題があります。

一夫多妻制ならともかくですね、
問題というか限界というか。

それだけならまだしも
サメと闘ったり宇宙空間で
ドンパチやったりするわけですからね。

どうもアニメの世界にしても然り、
我々が思い浮かべる願望の世界は
ロクデモナイものを引き寄せてしまいそうで
困ってしまいます。

まあ 冒険の旅もいいですけどね、
私めなんて目の前にある
「人生」という旅だけで精一杯でさ  へへへ

さて あまりおバカなことを書いているうちに
すっかり話が逸れてしまったので
ここらで軌道修正といきましょう。

今回紹介するこの一冊は
物語やエッセイというよりも写真集に近いです。

タクラマカン砂漠とオーストラリア中央部での
旅の写真をまとめたものです。

所々にユーモアのあるコメントが添えられていて
オモシロイです。

決して大作でもないし、
何か思想性があるわけでもないですけど
小学生の私めはこの本を開くと
何か明るい気持ちになったのを覚えています。

操体法とは関係ないですけどね、
でも世界の旅紀行なんてのは心をデッカクしてくれます。

操体観を広めるにもうってつけですぜ。


そうこうしているうちに
私めも旅がしたくなってきました。

これからみちのくにでも武者修行に出かけて参ります。

つれづれ操体師でございました。
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by niwabe | 2008-02-15 19:48 | オモシロ書籍
サラとソロモン
昨年末に教えていただいた
「引き寄せの法則」。

その根本思想を物語風にまとめた
とってもおススメの書籍っス。

私めが最初に紹介していただいた
引き寄せ関連の書籍といえば
「ザ・シークレット」ですが
最近では電車の貼紙の広告なんかでも
お目にかかれますね。

「反響続々!!

これまで女性と縁のなかったボクが
この秘密を知ったお蔭でもうすっかり女の子にもモテモテですぜ!!
富山県 30代男性」

みたいに、どうやら多くの方々に感銘を与えているようですな。

秘密を知っても
まだモテモテにはならない私めですが
この単なるポジティブシンキング、プラス思考の枠に納まらない
宇宙の真理ともいえる法則を
常に日常で意識しつつ味わっております。

「引き寄せの法則」は
操体法の「想」の概念に実にマッチいたします。

オモシロイのは
歴史に名を残す賢人たちは
大方、この「引き寄せの法則」
を説いておられることですな。

操体法 御大 橋本敬三先生も全く同じ
摂理を話されておられます。

根本はつながっているのですなあ・・・

「サラとソロモン」は
この引き寄せの法則の要ともいえる部分を
分かり易く説いています。

主人公の少女サラはですね、
毎日の生活に嫌気がさしています。

家にいてもつまらんし、
学校行けば意地悪な教師やいじめっこがいるし
きわめつけは毎日ツラあわせなきゃいけない
性格最悪の実弟です。

実の姉であるサラに対して
悪質なイヤガラセをするなんてかわいいモンで
飛行する動物という動物に目掛けて
容赦なく砲弾を放つなどとは
あのジャイアンを上回る器であります。

そんなサラは
朝起きるのがイやでイやでしょうがない!!
ってトコから始まるんですよ。

私めなど
もうこの最初の1ページ目で
興味引かれてしまいました。

数年前、全く似た感情を抱きながら
生活してましたから。

サザエさん症候群(日曜の夜になると憂鬱で仕方なくなる)
というはよくワカるのですよ。

で、サラはある日
学校の帰りに不思議なふくろうの
ソロモンに出会います。

ソロモンとの出会いを通じてサラは

「味わい愛でる」

という素晴らしい真理を教わり
戸惑いもを味わいつつも
大きく成長していくのですよ。

どーですか?みなさん。 素晴らしい内容なんですぜ コレが。

単なる自己啓発ではない
深い世界観がそこにはあります。

「死」なんて決して存在しないのだよ、
これもまた感銘を受けてしまった
賢人(鳥)ソロモンのセリフ。

私めも自身の操体観を大いに広めることへと
つながった一冊であります。

そして開業するにあたって
私めをより良い方向で導いてくれた本でもあります。

操体の解説本なのだ!!
と言っても良い位ですのよ。

私めが尊敬している
ある操体の先生などもこれを読まれて

「ほほー これはまさしく操体だね」

と感心されたそうですから。

ま、人それぞれ胸に抱いている願望というのはあると思います。

「ザ・シークレット」を始めとする
スピリチュアルブームは
それを具現化している現象でありましょうが、
まずは根本ありき!!と私めは思います。

それを気づかせてもらうためにも
「サラとソロモン」
はうってつけですぜ。


ま これに並ぶ物語といえばやはり
「ロッキー」
があげられますな。

え?違うんじゃねーですかって?

いや、そんなことないですよ。

ロッキー最高ですよ。 うほほほー
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by niwabe | 2008-02-01 21:41 | オモシロ書籍
動物農場
私めの施術室には結構大きめの本棚があり、
そこにはトコロ狭しと操体法関係に限らず、
様々なジャンルの書籍が並んでおります。

ご来院されるお客さんによって
手に取る本の傾向が違うのですよ。

例えば女性の方は当然、
ダイエット関係の本に興味もちます。

あと夢の分析関連についての
書籍にもよく興味深く手にとられてますね。

「こないだ津波の夢みたのよー
これって何か恋に関係あるのかしらー 」と
なんともロマンチックでございます。

津波を恋につなげてしまうところが
いかにも女性のパワフルな一面を表してますな。

男性客ではプロレス・格闘技関連で大喜びするお客さんもいます。

色々な本、読んでおくと
知識が身に付くだけでなく、
話題の幅も広がりますからね。

読書ってやっぱりいいもんですよね(水野 晴朗 風に)

そんななか、先日いらしたお客さんで
私めのコレクションの中でも
かなり端っこの方に置いてある
古ぼけた文庫本を手にとられた方がいました。

ジョージ・オーウェルの
「動物農場」   です。

なかなかシブい本に興味もたれます。

学生時代に購入した本なのですが、
当時、「若草物語」とか各種ファンタジーものといった
児童文学にはまっていた私めは
この「動物農場」も題名から
何かほのぼのとしたお伽話を連想したというワケですよ。

ところがどうして、
読んでみると全く思い違いをしていたことが
よくワカリマシタ。

内容は割愛いたしますが
これはロシア革命を風刺し、
社会主義的なファシズムを激しく皮肉った
寓話なんですよ。

その内容はかなり痛烈です。

作者のジョージ・オーウェルは
イギリスの作家でその社会的な作品から
「行動の作家」と呼ばれました。

「動物農場」と並び称されるオーウェル作品で
「1984年」
という現代の管理社会を予見した
空想小説もありますが
こちらも又、読んでて背筋が寒くなるような内容ですね。

独裁体制への批判、全体主義への警告、自由への欲求。

そういった思想が作品の中に投影されています。

引き寄せの法則の見地に立てば
あまりおススメの本とは言えないかもしれません。

空想とはいえ人間が犯してきた過ちが
実に繊細に反映されている作品ですからねー

ですがそこに表現される世界は
文学的には素晴らしいモノがありますし、
反面教師として割り切れば
非常にタメになる作品です。

これまで様々な武術を経験しましたけど
中には
「ワレこそが最高。他の流派を見るなんてもってのほか!」
という狭量と言わざるえない先生もおりました。

民間療法の世界においても
しばしば見られる光景ですね。

ま、一般社会でもザラですけど。

私めはこれから己の
操体を構築していくなかで
自分を小さくまとめないように
心がけなければいけないと思っております。

自分トコの操体が最高で
他は一切ダメだ!!では少々つまらないっスよね。

何より生き方の法則を追求するのが
操体なのですから
それではあまりに寂しいではありませぬか。

見識を広く、好奇心を大切にして
操体を山よりもでっかく海よりも広く表現したいモノです。

ま、「動物農場」ですが、
先にも断りましたが
決して明るい話ではないです。

でも面白くて考えさせられる内容ですから
一度くらいは読んでおくのもヨロシイかな、と。


やっぱ、人間って底抜けに明るい話だけでは
どうしても満足できないようですな。

ホラー映画だって絶対無くならないし、
「ガンダム」でも
やっぱり人気のある登場人物って
アムロとシャアの二大変態キャラじゃないですか。

赤マントに仮面、そのうえロリコンですからね・・・

あんま話題にしてると
ロクなもの引き寄せそうもないので
この辺りにしておきます。

失礼いたしました(汗
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by niwabe | 2008-01-11 21:51 | オモシロ書籍
「はり100本」
以前にも申し上げましたが
ガキの頃は、全く本を読まなかった私めですが
今では読書を人生の楽しみの一つとしております。

不思議な感覚ですが
部屋の隅にある
本がいっぱいつまった本棚を眺めていると
それだけで高揚感に満たされます。

そういえば高校生の頃、
国語の授業でこんなエッセイを読んだのを覚えています。

曰く
「本・・・、本が好きです。
本が好きで好きでたまらないです。
本に囲まれてるだけでシアワセなの!
もうそれだけで、トモコ、シアワセ感じちゃってたまらないの!!」

その作者の名がトモコだったかどうかはわかりませんが
とにかく本に対しての愛着をつづったエッセイでありました。

当時の私めは
「世の中にはズイブン、危ないヒトもいるものだな」
と思ったものですが
今ではなんとなく共感できます。

私めは日ごろから
操体法の本はもちろん、
他の民間療法、東洋医学、精神世界、
果てはプロレス、アニメなど多岐にわたるジャンルの本を
読みふけっております。

その中で特に
オモシロイナー と感じたもの、
またはついつい本に書かれた
内容を実行に移してしまったものなど
印象に残った本を
今後、機会があれば
つれづれなるままに紹介させていただきたいと思います。

ま、
操体法関連の本は
橋本敬三先生のモノを筆頭に
ほぼ全てがおススメではあります。

が、そちらはいずれホームページにて
公開させていただくことになるでしょうし、
ここではせっかくですから
操体の専門家から見た
他のジャンルのオモシロ書籍を中心に
取り上げてきたいです。

本日、紹介するのは

「はり100本」 竹村 文近 著 新潮社出版

という本です。

著者の竹村 文近さんは
都内で鍼灸院を営む先生。
当然、私めは面識ございません。

これまで
女優 加賀まりこ を始め
幾多の著名人も手がけてきた
かなりの腕利きかつ偏屈な職人肌の鍼灸師だそうです。

その著作の内容も実に歯切れがよくてオモシロイ。

「手さえできてりゃ14経絡なんて覚えなくていい」とか
「ハリに秘伝も奥義もない、とにかく実践あるのみ。
石にも虫にも刺してみろ!!」
など現代に失われつつある職人気質な
思想が垣間見れます。

机上の勉強より己の感覚を磨き、
実践していくことに重きを置いているその姿勢は
実に共感できるところがあります。

この方はそのために
毎年チベットやアンデスを旅し、
己の内面を高めているそうです。

私めも長年の武術の経験から
内面から己を高めることの重要性を認識しているし、
操体でも感覚というのは非常に重要です。

もっとも操体では操者の感覚だけでなく
受け手の感覚も必須となってきますが。

とにかく、
この実践あるのみ、施術は人間性の交信だ、などの考えは
凄くオモシロイ内容で私めにとっても参考になりました。

この本では治療家に必要な感覚の鋭い
「手」
をつくりあげるのに
自分の太ももをひたすら軽擦する、
という方法を紹介しています。

そうやって一心不乱に修行していくうちに
必ず「手」はできてくるのだ、と。

日ごろから気功などで己を高めている私めですが、
バイト先はデスクワークが中心になる時間が多いです。
そこでこの本を読んでからというもの
仕事の合間に
ひたすらスリスリ スリスリ 自分の太もも擦っております。

そんな私めを見て周囲のヒトたちは必ず
「寒いんですか?大丈夫ですか?」
と声をかけてきます。
中には
「つれづれさん、なんか小動物のしぐさみたいっスよ」
などと言われることもあります。

しかし、そんなことも言われても一向に構わず、
時間があれば実行しております。

確かに己の「手」の感覚が磨かれているのがわかります。
気功を行うときにそれが実感できます。
また、最近では施術の最中、お客から
「手、あったかいですねー」
といわれることが多くなりました。

なんと言われようが
私めも今回、紹介しましたこの職人肌のように
誇りをもって操体を実践していきたいと思っています。

ずいぶん、読んでいて参考になった一冊でしたよ。

このように本というのは
有益な情報をもたらしてくれます。

今後もオモシロイ本は紹介させていただきたいと思います。

それでは私めは今日も職人を目指し
自分の太もも擦ることにいたします。スリスリ
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by niwabe | 2007-12-12 20:30 | オモシロ書籍


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つれづれ操体師でございます。
つれづれ操体師とは

1981年2月22日生まれ♂
東京東村山市在住。
操体の専門家。

主に関東近郊を中心に施術やカルチャースクールなどで操体を伝える活動を生業としてます。

つれづれ操体師のページ
操体 つれづれ堂



操体あるいは操体法とは

『操体』の魅力は
他人への依存から
解放されること。

肩こりや腰痛、
気の迷い、大半の
不調は自身の責任の
範囲内にあるものです。

それを文字通り
肌で味わってもらうのが
操体です。





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