操体法-つれづれ操体師の日記 「操体道中膝栗毛」

つれづれなる我が操体の旅日記
2009年 05月 03日 ( 1 )
マッサージ台のセイウチ /早川書房
副題 「グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記」

聴診器つけたエディ・マーフィーが飛び出してきそうな
タイトルですがCNNでも取り上げられた
アメリカに実在する動物マッサージの先生の実話です。

著者のアンソニー・グリエルモさんは
ニューヨーク州でマッサージの
プロライセンスを取得して開業しており、
元々は人間相手に仕事していたものの、
ひょんなことから馬を相手にマッサージの依頼を受け、
それ以来、セイウチ、イルカ、ペンギン、ネコ、サメなどなど・・・

様々な症例を抱えた様々な種類の動物相手に
マッサージを実践してきたそうです。

「触れる」という行為に生き物の種族の垣根を越えた力があり、
なによりそれが 「気持ちよい」 感覚があるということ。

そしてそれが心身に良い影響をもたらす、という事実が
どんな生き物にも共通していることを教えてくれ、
操体を生業とするものにとっては中々オモシロい一冊といえます。

ただ、操体が生業でなくても
単に読み物として楽しめると思いますよ。
動物好きならなおさらでないですか。

なにしろサメにまでマッサージを実行してますからね。

本人もこの世でサメ相手にマッサージ診療したのは
自分が初めてだろう、とその時の心境を作中で語っております。

色々なエピソードが語られどれも興味深いのですが
私めの印象に残ったのは
ネコ相手にマッサージした時のエピソードですね。

友人宅で飼われているネコで
グリエルモ先生はこのネコから17年間も
そっけない態度で応対されていたものの
ある日、なかば強制的にマッサージを敢行したところ、
すっかりメロメロになってしまったというお話です。

17年間もすましていたネコが「陥落」していく様が見られます。

んで、ここで一つあくまで私見ですが、考察を提起。

果たしてこのネコにはマッサージが必要だったか?

このネコは特にどこか具合の
悪いところがあったわけではなく、
言ってみれば「嗜好品」としての気持ち良さを味わったような
気がします。

人間が作り出した「不自然」ともいえる気持ち良さ、
といえるかもしれません。

ピンポイントのツボを的確な角度で圧を加える、なんて
刺激は自然界ではありえない感覚ではないかな、と。

まだまだ感覚が原始的なネコと言えども
高級なネコ缶ばかり与えられて
歩くだけでフーフー息切れしている
肥満ネコも実際に見たことあります。

人間が持ち込んだ食物のせいで
野生動物の生態系が狂ってしまうなんて話もよく聞きます。

マッサージもあまり癖になりすぎると
ネコ本来が持っている原子的な感覚を
薄れさせてしまう結果になるかもしれません。
あくまで憶測ですが。

別に批判とかそういった話ではなく、
単に「気持ち良い」という中にも色々あるんだな、
ということを少ない脳みそで考察してみたわけでありまして。

でも、まあ なにはともあれ
人間が発明したものは便利なものもあれば
破壊行為に結びくようなロクでもないものも多いですが
こうやって動物とふれあい、分かりあえるツールは
良い発明の一つと言えるでしょう。

しかし、いざ動物相手に操体やるとしたら
どんな感じになるのかしら。

昔、私めがまだ吹けば飛ぶほどの
小童だったころの話ですが
犬が怖かった私めはとある公園で
チワワに追い掛け回された恐怖体験がございます。

周囲は大笑いでしたけど
当人にとってはトラウマになってるわけでありましてー

よっしゃ、まずは打倒チワワだ。 押忍。
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by niwabe | 2009-05-03 01:28 | オモシロ書籍


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つれづれ操体師とは

1981年2月22日生まれ♂
東京東村山市在住。
操体の専門家。

主に関東近郊を中心に施術やカルチャースクールなどで操体を伝える活動を生業としてます。

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『操体』の魅力は
他人への依存から
解放されること。

肩こりや腰痛、
気の迷い、大半の
不調は自身の責任の
範囲内にあるものです。

それを文字通り
肌で味わってもらうのが
操体です。





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